2011年7月21日木曜日

★お役立ち?お花雑学★

合歓(ねむ・ねぶ)木

葉は2回偶数羽状複葉であり花は頭状花序的に枝先に集まって夏に咲きます。淡紅色のおしべが長く美しく香りは桃のように甘く果実は細長く扁平な豆果です。マメ科に属しますが、他のマメ科の植物とは花の形が大きく異なります。イラン・インドから東南アジアを経て日本の東北地方北部まで自生しています。ネムノキ属は主として熱帯に150種ほどが分布しますが、その中でネムノキは飛び抜けて耐寒性が強く高緯度まで分布します。温帯で広く栽培され、一部で野生化しています。和名のネム、ネブは、夜になると葉が閉じること(就眠運動)に由来します。漢字名の「合歓木」は、中国において合歓木が夫婦円満の象徴とされていることから付けられたそうです。